ラスベガスから、可愛いものいろいろお届けします!

セルロイドのおもちゃ

コレクション

セルロイド製 Wind Up Toy(ゼンマイおもちゃ)2点のご紹介

セルロイドでできた Wind Up Toy(ゼンマイで動くおもちゃ) を2点ご紹介します。

どちらのおもちゃにも Occupied Japan(オキュパイド・ジャパン)と記されており、これは戦後の連合国軍占領下(1945年〜1952年頃)に作られた製品であることを示しています。
おもちゃコレクターの中には、この「Occupied Japan」にこだわって集めている方もいるそうです。

私が集めた古い Battery Operated Toy(電池式のおもちゃ) や Wind Up Toy の多くも、1950〜1960年代に日本で作られたものです。

KiTTY Ball Romp

この猫ちゃんのおもちゃを見つけたとき、猫グッズコレクターとしての血が騒ぎました。
昭和を感じるセルロイド製で、外箱には Occupied Japan の印字。レトロ感がたまりません。

ゼンマイを巻くと、猫ちゃんがボールを追いかけて直進します。古いおもちゃの割にスピード感があり、なかなか元気。
セルロイドはプラスチックと違って繊細で、凹んだり割れたりしそうな儚さがあります。その脆さが、かえってノスタルジーを呼び起こすのかもしれません。

Dancing Couple

こちらは「ダンシング・カップル」。ゼンマイを回すと、その場で反時計回りに約2回転し、次に手を伸ばしている方向に20cmほど進みます。その後また回転し、これを繰り返す仕組みです。

毎回同じ動きをするわけではなく、回転数や方向が微妙に変わるのが面白いところ。よく考えられて作られていると思いました。

テレビなどでもよく見かける定番のゼンマイおもちゃで、eBayでも今なお数多く出品されています。
きっと当時は大ヒット商品だったのでしょう。
購入の決め手は、相場より安い価格と、ちょっとした“ミーハー心”。ちなみに「ミーハー」という言葉、最近はあまり使わなくなりましたね。

MEMO

KiTTY Ball Romp (Wind Up Toy)
Occupied Japan 1945年〜1952年の間
サイズ(猫本体) 長径 約12cm / 短径 約5cm / 高さ 約7cm(車輪を含む)
サイズ(箱) 長径 約15cm / 短径 約6cm / 高さ 約6cm
製造元 不明

Dancing Couple (Wind Up Toy)
Occupied Japan 1945年〜1952年の間
サイズ(カップル) 男性 約12.5cm / 女性 約10.5cm
サイズ(箱) 長径 約13.5cm / 短径 約7.5cm / 高さ 約6cm
製造元 増田屋コーポレーション(Modern Toys)

タイトルとURLをコピーしました