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「猫絵十兵衛」と「キジトラ猫の小梅さん」

コレクション

いつの頃からか、
日本でコンビニエンス ストアに入った時は、
必ず真っ先に雑誌コーナーへ進み、
猫グッズの本や猫漫画が置いてあるかをチェックするようになっていました。
そして、「猫ぱんち」という猫漫画だけの本に出会いました。
いろいろな作家さんの猫絵が見られ、
全ての掲載作品は 毎回読み切り。
話の前後を気にすることなく購入できました。

いつも気に入って読んでいたのが、
永尾まる先生の 「猫絵十兵衛 」と
うちのコタロウに似ている猫が登場する
ほしのなつみ先生の「キジトラ猫の小梅さん」

特に「猫絵十兵衛から江戸の人々の生活の様子、習慣、江戸時代に流行ったものなどなど
いろんなものを題材にして描かれているので読んでいて楽しいです。
もちろん猫ちゃんもたくさん出てきます。

主人公はネズミ除けの絵を描いて商売にしている十兵衛と
十兵衛が描いた猫絵に魂入れ(たまいれ)をする元ニタ峠の猫仙人ニタ

例えば2巻のお話で『縹(はなだ)色の猫の巻」は、
町人が片方の目の色が青い、長毛の猫を気味が悪いという理由でいじめていました。
そこを通りかかった 歳をとったお坊さんがその猫を助けます。
そして共に暮らそうとお寺に連れて帰ります。
”縹(はなだ)”と名前をつけます。
仲良く幸せに暮らしていましたがやがて
お坊さんがネズミの妖怪達に 狙われます。
襲われたところを十兵衛とニタの協力を得て縹がお坊さんを守り切ります。
しかし縹は重傷を負い このままでは助かりません。
ニタのはからいで ねこ峠から使者をよび猫王の元へ連れて行ってもらいます。
命は助かりますが縹の本当の正体を知ったお坊さんの前には戻れません。
それを聞かされた お坊さんは 泣きながら笑を浮かべ
「傍におらずとも ずっと繋がっている この空の下にいれば良い….。」
生きてさえいてくれれば それで良いと思う気持ちに共感します。

ふみこ
グッときちゃいます


巻末に「あとのはなし」というページがあり、
各作品の補足説明が書いてあります。
私はこのページからもいろんなことを学んでいます。

例えば十巻の中の「お伊勢猫 」と言うお話については、
実際には犬が動物界では一番、 お伊勢参りに行ったようです。
 
私は昔から時代劇のドラマが大好き。
特に江戸時代。
現代とは比べ物にならないくらい不便だと思いますが、
町に活気があって楽しそうです。

絵師の十兵衛と一緒に暮らしているニタ様が大好きです。
まさしく時代劇に出てくるヒーローですね。
人々を助け猫たちも助け、
涙がこぼれてしまう 人情(猫情)話、
気持ちがスカッとする悪を成敗する話、
江戸の風情の楽しみ方を伝授してくれる話、
どれもこれも素敵な作品。
何度読み返しても飽きが来ません。
何度読んでも涙が出てくる話もあります。
家族には何度もすすり泣きを聞かれています。

最新号の23巻については今のところ情報はありません。
作者の永尾まる先生からの情報発信はまだ無いようです。
ベガスより23巻を心待ちにしてしております。

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